ラリーバードの鋼鉄の魂
バスケットボールの試合を見て
涙すら出てくるような試合
そんな試合がいくつかあります。
今日はそのうちの一つを紹介したいと思います。
若いプレイヤーはもしかしたら知らないかもしれません。
ラリーバードと言う選手です。
選手自体は当然知っていると思います。
バードの晩年の試合になります。
当時のバードは
腰を完全に故障していた状態でした。
また、年齢という壁も立ちはだかる時期でした。
一時期の最盛期ではありません。
セルティックスも斜陽の時代でした。
他の主力選手が引退していった時期なのです。
そんなセルティックスはそれでもプレイオフに進みます。
戦うのは、チャックパーソン率いるインディアナペイサーズ
チャックパーソンはグレイトシューターです。
そんな若きチャックパーソンがその勢いで歴史あるセルティックスにいどんだ試合です。
若き虎
チャックパーソンはセルティックスに襲いかかります。
バードは故障に耐えながらも試合に出場します。
しかしながら、ルーズボールの交錯で頭を打ち、脳震盪を起こしてしまいます。
一度控室に帰るバード
ボストンガーデンの観客は心配そうに見つめます。
バード抜きのセルティックスは浮足立ちます。
凡ミスを連発するセルティックス
一方で、ペイサーズはここぞとばかりに攻め立てます。
肉食獣が弱みを見せた草食動物を捕食するように…
この試合はもうダメかもしれない。
観客も意気が消沈します。
バードはもう戻ってこないのか…
年齢に腰の故障
バードを支えるものはない
だが、たった一つ
彼のガッツだけは、彼を再び立ち上がらせる
バードは試合に戻ってきます
観客は総立ちのスタンディングオベーション
さあ、バードが戻ってきました。
試合はどうなるのでしょうか？
バードは大丈夫なのでしょうか？
しかしそんな心配もよそに
バードは次々とシュートを決め、アシストを決める。
３Ｐを決めたと思ったら、
カットインでシュートを決める。
次はインサイドからのフェイドアウェイシュート
そこからのバスケットカウント
まさに魂のプレーでセルティックスを引っ張ります。
それに呼応するように、他のメンバーも生き生きと本来のプレー
ペイサーズは完全に面食らいます。
そして結局 試合はセルティックスの勝利
そのあまりにもガッツあふれるプレーに
対戦相手すらも、感動をし、バードに賛辞を送ります。
対戦相手だったリックマホーンはこう言います。
「今日のバードのプレーには圧巻だった。今日の試合は後世まで語り継がれるだろう」
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