スポンサードリンク
今後の監査法人のキャリア
監査法人では今はパートナーになれないのが前提である。
大枠では、2000年以降に試験に合格した者は相当程度これを覚悟しているように思う。
2000年初頭においては10人に一人か。それが、05年ともなると20人に一人といった具合になると予想している。
これはどのように考えているかというと、同じ同期の中でパートナーになれるのはおよそ一人であると検討、換算している。
07年ともなると50人に一人という計算になる。
今、監査法人ではパートナーにはなれない前提でのキャリアパスの考察が求められる。これにより、監査だけでなく、税理士法人やコンサル、フィナンシャルアドバイザリーまで含めた広い範囲における部署異動が奨励されつつある。
この奨励されつつある、という言い回しであるが、この意味するところは、本部はそのようなことを想定しているが、実際にはわからないということである。
監査以外の部署にも事情はある。
監査部隊のわがままを漫然と受け入れることなどできようはずがない。
これから会計士になろうとする奇特な方は、監査法人に入ったら、なるべく早く監査を覚えて、それから違う部署にいき、もう一つか二つなんらかのスキル、実務経験を積むことが望ましい。というよりも、それをしないと生き抜くことはかなり難しくなるのではないか。
監査+IPO、監査+海外案件 など、最低でも監査とそれ以外でなんらかの軸を作ることを意識しなければ、とてもじゃないが生き残ることはできない。